論文の・・・

2002年8月1日
読書会があった。

先週もあったのですが、今週も臨時に
やることになった。

修士の人がまず報告したのですが、消費量からだけでなく、
富の平均からどれくらい自分が裕福であるか
(要するに社会的地位)からも効用を
感じるというモデルで、その下で
成長モデルを考えようというもの。

Status-seekingはGrowth Engineではないと
著者も言っているのに、なぜこのような
モデルを考えるのだろうか?

そこに疑問を持った。

こういう風に効用関数を変えると
簡単に変わったDynamicsが出てきますから、
まあ面白い人には面白いといえるのかもしれんが。

2本目は、生産セクターの数と個人(家計)の
能力を明示的に扱うことによって、
Growthへの影響を調べようというもの。

これは面白かった。もう少し補足すると
技術進歩,所得格差,世代間の所得移動性,
経済成長という現象に説明をつけようとする
論文。

設定がややこしかったが、モデルのセッティングは
納得できた。

こっちはもうすこし自分で読み進めよう。
なんか使えるかも。
論文の書き方も非常にうまかったし。

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